2015年「夢のかけ橋プロジェクト」 夏の体験ツアー
『日本の未来を考える「医療」「防災」「美食」を見る、学ぶ、感じる2泊3日の旅』も無事終了しました。
初日の「医療」体験では、普段なかなか目にすることのない病院の手術室や、管理栄養士、理学療法士、臨床工学技士の仕事に触れることができました。心臓マッサージやAEDの使い方の講習によって、自分にも他人の命を救うことができるんだと、子供たちの瞳は、きらきらと輝いていました。
薬剤師か医師か迷っていたけれど、医師になると決めた子、看護師、管理栄養士になりたい、と日記に綴った子もいます。
2日目の「美食」体験では、フランス料理界の巨星と呼ばれたグラン・シェフ、アラン・シャペル氏のもとで修業したシェフ音羽和紀氏と一緒に選んだ栃木産の食材を使い、音羽氏の指導のもと試行錯誤しながら、友達みんなで作った初めてのフランス料理の味は、きっと忘れないことでしょう。
3日目は、栃木県防災館で暴風や豪雨を体感し、火事の時の視界はどんなものか、震度7はどれくらい揺れるのか、模擬災害の体験をすることができました。そして防災に関するお話を聞くことで、もしもの時の防災知識を学びました。
22年前、世界初のハイビジョンによる心臓外科と内科をつないだ生中継をプロデュースさせていただいた折、手術に立ち会われた心臓血管外科医 市原哲也先生との20年ぶりの再会がきっかけとなり、「おおたかの森病院」の松倉院長先生をはじめとした病院スタッフの皆様のご協力で、「医療」体験が実現しました。
宇都宮を中心に食育に力を入れている音羽シェフとは、元ワイワイカンパニーの川嶋さんの紹介でご縁をいただくことができました。
こうして出会った方々との縁がつながって、素晴らしい体験ツアーの1ページとなりました。
ひとつの出会いが次の出会いにつながり、そして夢につながっていく。
素敵なことですね。いつか子供たちも分かってくれる日が来ることでしょう。
今回の参加者10名を加え、夢かけファミリーは146名になりました。
最後に、「おおたかの森病院」の松倉院長先生、音羽和紀シェフ、「ろまんちっく村」、「栃木県防災館」の皆様方、寄付や、山のように抱えきれないプレゼントにご協力してくださった全ての皆様、そして夢かけを継続してご支援くださっている『夢かけおじさん』に、心から感謝を申し上げます。
「子供たちの夢を応援すること = 私たち、 大人も夢を見る」
NPO 法人 夢のかけ橋プロジェクト
企画 ・ エクゼクティブプロデューサー
代表理事 山田 百合子
「医療」体験でお世話になる、「おおたかの森病院」に到着!
緊張している子供たちを笑顔で迎えてくださった松倉院長先生。
「たくさんの人が、ひとつの命を助けるために協力している、その現場を見て欲しい!」院長先生の熱い思いに子供たちは真剣に耳を傾けていました。
濱石看護部長からは、病院での仕事内容について教えていただきました。
「臨床工学技士」って何をする人?
「患者さんのために心電計やモニターなど、様々な機器の操作や点検を行う大切なお仕事です」と臨床工学技士の宮内さんが丁寧に説明してくださいました。
医療現場には、医師や看護師の他にも、さまざまな資格を持つスペシャリストが働いてるんだな、と子供たちは知りました。
一次救命処置って、どんなことをするの?
目の前で誰かが倒れた時に何が出来るか学びました。
駅や学校で目にする、
AED(心臓に電気ショックを与え正常なリズムに戻す機器)の使い方も含めての講習はとても貴重な体験です。
大きな声で
①「救急車を呼んでください!」
②「AEDを持ってきてください!」
③「誰かほかの人を呼んで、戻ってきてください!」
まずは助けを求めること。そして集まった人との協力がとても大切なんだなと子供たちは納得。
①スイッチを入れます
②パッドをイラストの通りに貼り付けます
③機械が患者さんの状態を調べます
④電気ショックが必要と判断されたらボタンを押します。
「電気ショックをします、患者さんから離れてください!!」と言うのを忘れずに!
難しい操作は何もありません!音声ガイドの指示に従えば大丈夫!
心臓マッサージは腕を曲げず、真上から!
1分間に100回のマッサージは大変だ~!
日頃から腕を鍛えておかなくっちゃ!
救急車を呼んでから到着までの平均時間は約8分。
もし誰かが倒れても、心臓マッサージとAEDをマスターしたみんな――
知識があれば、助けることができるね!
お昼は病院食の体験。入院患者はどんな食事を食べているの?それは誰がどこで作っているの?
はじめての病院食。恐る恐る箸をつける子供たち・・・おいしい!栄養、カロリーなどが計算された上に、味もグッド!患者さんのために考え抜かれた食事に、「栄養士さんてすごい!」と子供たち。
栄養士の方々に感謝を込めて、 ごちそうさまでした!
ここからは、2グループに分かれての体験。それぞれ興味のある分野を学びます。
患者さんの立場で歩いてみよう。
栄養士は、いろいろな制限のある患者さんに合わせて、食事内容を考えるスペシャリスト。
厨房も見学。
糖尿病の方用の飴を味見させていただきました。カロリーは半分だけど、甘くて美味しい♪
大きなフリーザー!
ここには、万が一食中毒が起こった時に原因究明できるように、検食用の食材が2週間冷凍保存されています。
さすが、食の安全を徹底しているんだね。すごいな。
心臓外科医である市原先生の案内のもと、手術室を見学。
清潔さが絶対に必要な場所なので、着替えて、マスク・帽子を着用します。
まずは大切な手洗い。
徹底的に除菌!!ゴシゴシ、手が真っ赤で痛い!
手がどこにも触れないよう、水、洗浄液、ブラシ、手を拭くタオルも、センサーで出てくるのには子供たちビックリ!いろんな所がハイテック!
手術の準備だけで子供たちはぐったり。
先生たちは大変なんだなと実感した様子です。
みんな、気分は天才外科医!?
ハイ、ポーズ!
病室の見学や、車椅子やストレッチャーの試乗体験、血圧などの測定を行いました。
患者さんへの心配りを忘れない看護師さんたちの姿に、子供たちも憧れの眼差しです。
一人部屋の特別室。ドラマで使われたこともあるそうです!まるでホテルみたい!
車椅子に人を乗せる時は、必ずブレーキを!足が車輪に巻き込まれてない?自分で乗ってみて初めて分かることも多いね。
動けない人を寝たまま運べる、 ストレッチャーの押し方も学びます。
血圧を測りあいっこ! ドキドキするね。
指で酸素飽和度を測ります。息を止めても、あまり数値が変わらないのが健康のしるし!
お世話になった病院の方々にご挨拶。
たくさんのものを見て、聞いて、触れて、いろんなことを考える体験でしたね。
「夢は近づけば目標になる。今日は夢の世界が少し見えたかなというところ。これからそれが目標になっていけばいいと思います」と松倉先生。
最後までバスを見送ってくださった市原先生。素晴らしい体験、ありがとうございました!
1日目の宿泊場所、ろまんちっく村に到着。お待ちかねの夕食は、みんなでバーベキューです!食べるぞ~!
ジュージューと美味しそうな音!みんなお肉に夢中♪
いつも夢かけを応援してくださっている企業の方々からいただいたプレゼント。「すごーい!こんなにいっぱい!」
夢かけファミリーで、料理人修行中の狩野くん、恒例の川路くんが今年も、ボランティアで参加してくれました!
就寝前に今日のできごとを日記に。書ききれないくらい、いろんなことを体験したね!
2日目のテーマは「美食」。美味しい料理はまず食材から。ろまんちっく村内にある市場「あおぞら館」には、地元でとれた新鮮な野菜や果物がずらり!
音羽シェフ自ら、食材選びのコツを伝授です。熱心に聞く子供たち。
選ぶのは、この後の調理体験でつかう食材。どんな料理をつくるのかな~?
新鮮な野菜をいっぱい買ったあおぞら館の前で。
子供時代のお話や、シェフを志すきっかけなどを話していただきました。
夢を追う情熱を持ち続けたことが、料理の道にもつながったと音羽シェフ。
子供の頃の夢は昆虫博士だったそう!意外ですね。
何かに熱中することの大切さを教わる子供たちです。
プレゼントでいただいたエプロン、三角巾を着けて、気分はもうシェフ!?
音羽シェフのレシピにそって、初のフレンチ料理づくりに挑戦!
「ホタテのポワレキュウリとオニオンのソース」「鶏肉といろいろきのこの軽い煮込み」「お米のミルク煮イチゴ添え」の3品。美味しくできるかな?
まずは音羽シェフのデモンストレーションを見学。さすがの手さばきに子供たちも目を奪われています。
京セラ様からプレゼントしていただいたセラミックの調理セット。
すご~く使いやすくて、カラフルで楽しくなると大好評!
音羽シェフも大絶賛だったので、1セットプレゼントさせていただきました。京セラさん!
いざ、自分たちで調理開始!
音羽シェフみたいに美味しく作るぞ~!気合が入る。
音羽シェフから直接教わるなんて、ラッキー!
料理人修行中の狩野さんも嬉しそう。
場所を移動して、最後の仕上げ。班によっても個性が出て楽しいです。
マッシュポテトはスプーンでカタチを整えて美しく!
やっぱりイチゴは真ん中かな?
みんなで協力して、3品見事に出来上がりました。フランス料理、trèsbien!いただきまーす♪C'estbon!
お家に帰ったら、自分でもまた作ってみたい!と話す子も。音羽シェフからもらった大切なレシピです♪
「ごちそうさま」の後は、勿論みんなでお片づけ。
片づけも料理のうちです!
夢かけを始めたきっかけや、いろいろな人との出会い、そしてその縁がつながっていく大切さを、映像を交えながら話す山田代表理事。
昨日の医療体験、今日の美食体験、感じたことや思ったことを子供たちに発表してもらいました。
お待ちかね、夢かけ恒例ジャンケン大会!
欲しいプレゼント目指して、ジャンケン、ポン!
女子にはクレンジングが大人気。きれいになってね♪
「ろまんちっくファーム」で大きなタマネギの収穫です♪
もぎたてのミニトマトも試食!
農場帰りに山登り。山頂でパチリ☆
宇都宮といえばもちろん餃子♪
焼き餃子、水餃子、蒸し餃子に揚げ餃子、どれから食べようか、迷っちゃう!
3日目の朝食は、音羽シェフのレストラン「オトワキッチン」でビュッフェスタイル。
美味しい上に食べ放題で、みんな大満足です。
さぁ何から食べよう?!
いっぱいあって、迷っちゃうなぁ♪みんな朝から、すごい食欲です。
3日目のテーマは「防災」。栃木県防災館にやってきました。VTRで予習をして、いざ!災害の模擬体験へ!!
防災についてのお話を聞いて...強風の体験からスタート!
だんだん風が強くなって飛ばされそう!?
きゃー!髪が乱れるー!
続いて煙体験...どうやら室内は迷路になっているようです。タオルやハンカチで煙を吸わないようにしてね!
準備はいい?無事の脱出を祈ってます!
地震の体験は山田代表理事も一緒に体験!
わあぁー!揺れるー!
震度7では立っていられないほど!!
いよいよ最後の体験!
カッパを着こんだら大雨を体験します!
滝のような大雨だ~!
これでいつ身近で災害が発生しても大丈夫?
とても貴重な体験が出来ました!ありがとうございました!
ろまんちっく村に戻って、最後の昼食。
東京へ戻る前に、みんなでお買い物。お友達へ、家族へ、お土産を選びます。
夢かけファミリーの川路さんともそろそろお別れ。ボランティアお疲れさまでした!
そして、福島から参加の愛ちゃんも宇都宮から新幹線...さよならがとっても寂しいね!
何を買って帰ろうかなー、キーホルダー?お菓子?ええ?スイカ丸ごと1個!?
楽しかったね!いい思い出が出来ました!ろまんちっく村の皆様、お世話になりました!
帰りのバスの中でも、子供たちはまだまだ元気!山田代表理事が「あなたの夢は何色?」と質問され、思い思いの色が飛び出します。
白、黄色、空色... 何ものにも染まらない〝黒〟と答える子も!
休憩のサービスエリアではカキ氷!この笑顔!
いよいよお別れ。名残惜しい気持ちで、連絡先を交換します。
みんな元気で、また会いましょう!次回は夢かけファミリーとして。
主催
NPO法人 夢のかけ橋プロジェクト
共催
ワイワイカンパニー(株) / (株)ワイツー
協力
医療法人社団誠高会 おおたかの森病院 様 / 道の駅うつのみや ろまんちっく村 様 / オトワレストラン 様 / 栃木県 様 / 本格焼酎「右京」をお買い上げいただいた皆様
寄付
(株)アトラス総合事務所 / 梅川 留美 様 / (株)ワイツー 様 / ワイワイカンパニー(株) 様 /
山田 眞理 様 / 山田 百合子 様 / 山田 範子 様
プレゼント協力
(株)カネスエ 様
京セラ(株) 様
京セラコミュニケーションシステム(株) 様
(株)出版文化社 様
タスク 様/マロニエ 様/小林(川嶋)礼子 様
(株)トムス 様
トヨタ自動車(株) 様
日本航空(株) 様
(株)ブリヂストン 様
(株)ワイシーコーポレーション 様
ワイワイカンパニー(株) 様
(株)ワイツー 様
(順不同)
夢かけ体験ツアー告知にご協力いただいた多くのメディアの方々に感謝しています。
本当にありがとうございました!
大峰堂薬品工業(株) 辻 将央 様 |
(一財)良知活動振興財団 濵田 総一郎 様 |
山田 栄彦 様 |
(株)インターエックス
瀬山 昌宏 様
(株)レッグス
内川 淳一郎 様
アシスト不動産販売 (株)
山邉 裕佐 様
(株)タナット
山岸 暢 様
(株) エイブル
佐藤 順英 様
(株) 米澤
米澤 千代香 様
(株) 三邦
山本 雅之 様