2007 体験ツアー

北海道カート&自然体験ツアー
2007年7月27日~30日
アケノサーキット(北海道中川郡幕別町)

子供たちの未来を応援する「夢のかけ橋プロジェクト」。
2005年から始まった子供たちの夏休み体験企画も今年で3回目となりました。

今年は「3泊4日 北海道カート&自然体験ツアー」を開催。雄大な北海道の大自然に囲まれ、日常では決して出来ない様々な体験を通し、子供たちはたくさんのことを吸収してくれたと実感しています。

今回ツアーに参加してくれた「夢のかけ橋プロジェクト3期生」は、みんな初日からとても元気な子供たちばかり。
年齢や住んでいる環境もバラバラな10名でしたが、ともに4日間を過ごしていく中で、
本当の「家族」のような強い絆で結ばれていくのを感じることができたことを、心から嬉しく思います。
「夢のかけ橋プロジェクト」の大切なファミリーの一員として、あとに続く子供たちのために、
彼らが自分たちの夢の実現に向けて進んでいけるよう、私たちはこれからもずっと見守っていくつもりです。

また今回のツアーの目的のひとつに、地球環境のことを考えてもらうというものもありました。
2回にわたる「地球環境のお話」を通して、自分たちの暮らす地球で今どれだけ環境破壊が進んでいるのかを知り、
「行動を起こさなければ、変化も起きず、良い方向には進んでいかない」
「他の人にもわかってもらえるように教えてあげたい」・・・など、
自ら行動していくことの大切さに気付いてくれたようです。

そして今回も、児童養護施設に入所している子供が数名参加していました。
このツアーで多くの皆さまの優しさ・温かさに触れ、応援してくれる大人の存在を知ったことで、
大人への不信感が払拭され、これからの人生に自信を持って生きていってくれたら幸いです。

全国から応募してくれた100名以上の子供たちをはじめ、参加できなかった子供たち、そして大人の方々など、
一人でも多くの方に疑似体験して欲しいとの願いを込め、ツアーの様子を動画配信しています。
子供たちの写真や日記、感想文、そして映像を通から、彼らの思いをぜひ一緒に感じてくだい。

最後に、地球環境のお話を通して子供たちに素敵なメッセージを送ってくださった本田亮さん、
子供たちを温かく迎えてくださった林敏行さん、そしてなにより子供たちの力強いサポーターとなってくださった
「夢のかけ橋おじさんたち」、その他プレゼントなど、ご協力頂いたたくさんの方々、
この場を借りて心から感謝申し上げます。

子供たちの夢を応援することで私たち大人も夢を見る

それが子供と大人の『夢のかけ橋』
DREAM FOR TOMORROW
『子供たちはみんな夢を見る権利がある』

夢のかけ橋プロジェクト実行委員会
企画 ・ エクゼクティブプロデューサー
実行委員長 山田 百合子

北海道カート&自然体験ツアー

7月27日(金)1日目

新千歳空港集合~夕食

待ちに待った「北海道カート&自然体験ツアー」がスタート!
全国から選ばれた10名のうち8名が千歳空港に集合。
夕食後は自己紹介タイム。このツアーに応募したきっかけや、自分の夢について一人ずつ発表してもらいました。

目的地帯広・幕別へは列車でおよそ2時間の旅。
「スーパーとかち号」に乗り込みます。

「乾杯!!これから4日間よろしくね!」

夕食はみんなが大好きな焼肉バイキング!

夕食後は自己紹介タイム。このツアーに応募したきっかけや、自分の夢について一人ずつ発表してもらいました。

さらに、「夢のかけ橋プロジェクト」の趣旨にご賛同頂いた企業から頂いたTシャツやキャップ、スペシャルゲスト本田さんの絵本などをプレゼント! そして、山田実行委員長が「あなたたちは今日から“夢かけファミリー”の一員です!このツアーでの体験を、夢実現のきっかけにして下さい」と挨拶。

たくさんのプレゼントにみんな大喜び

ついに「夢のかけ橋プロジェクト3 期生」が始動!
これから4日間、どんな体験が待っているんだろう・・・ワクワクするね!

7月28日(土)2日目

本田亮さんによる
"ちょっとためになる地球環境のお話(朝の部)"

ツアー2日目の朝。この日宿泊した十勝エコロジーパークは、14haもの敷地の中に森や草原、池や湿地が広がり、エゾリスやキタキツネも生息する自然豊かな公園。

自然豊かなエコロジーパーク

雨上がりに野球をする子供たち

この日は朝からあいにくの雨でゆっくりと自然散策をすることはできませんでしたが、移動中などに、エゾリスやクマゲラを見ることができたラッキーな子供たちもいたようです。

「エコノザウルス」って何だろう?

スペシャルゲスト本田亮さんによる
“ちょっとためになる地球環境のお話(朝の部)”
朝の部は、本田さんのイラストに登場するキャラクター「エコノザウルス」を通して、今地球に起きている環境問題をわかりやすく解説して下さいました。

スペシャルゲスト
本田 亮さん

「エコノザウルス」とは私たち人間のこと。人間がこれまでと同じように経済(Economy)第一主義で突き進んでいけば、やがて恐竜のように絶滅してしまうだろう・・・そんな気持ちから、人間を「エコノザウルス」と命名。




エコノザウルス

本田さんの楽しいマンガとお話に聞き入る子供たち

北海道のテレビ局からも取材にきてくれました!

本田亮さん、素敵なお話を有難うございました!
夕方の部も楽しみにしています!

ピザ作り、牧場体験

本田さんの講演が終わる頃、皆の願いが届いたのか、空には太陽が顔を出しました!今日のお昼は、青空の下で食べる手作りピザに決定!

小麦粉や薄力粉などの分量をはかり、よく混ぜ合わせて生地を作る。

生地ができたら、北海道の素材だけを使ったトマトソースやチーズなどをトッピング。あとは焼けるのを待つだけ!「おいしそ~!早く食べたいなぁ・・・」

ドラム缶を使って焼くこと5分。美味しいピザの完成!



北海道、最高!

続いて、子供たちは車で約1時間半のところにある北海道十勝牧場を訪問。85頭の大きな牛たちがみんなを出迎えてくれました。案内してくれたのは管理人の増水さん。牧場の仕事についてお聞きしました。

牧場の仕事を体験!エサを絶えず与えておくことが、美味しい牛乳が出るポイント。

生後3ヶ月の子牛ともご対面!たくさん食べて大きくなってね!

増水さん有難うございました!

"ちょっとためになる地球環境のお話(夕方の部)"

夕方、幕別町百年記念ホールに到着。これから“ちょっとためになる地球環境のお話(夕方の部)”の始まりです。うわさを聞いて地元の方々も集まってきました。

この映像は環境保護の大切さを訴えるために世界各地で撮影されたもので、温暖化防止京都会議でも上映され、文部省(現文部 科学省)の選定など高い評価を受けているものなんですよ!

その後、再び本田さん登場。夕方のテーマはカヌーチーム「転覆隊」の活動を通し見た環境問題。本田さんは「転覆隊」の隊長として日本のみならず世界各地の川を下るなど、アウトドアでも活躍されています。その体験談を交えた分かりやすいお話で、環境問題を身近に感じることができました。

夕食&温泉(十勝川温泉)

環境のお話を聞いての感想や、疑問に思ったことなど講演のときに聞けなかったことを本田さんに質問する子供たち

またプレゼントをもらったよ!



プレゼントにご協力頂いた皆様、
本当に有難うございました!

7月29日(日)3日目

テント設営、カートレース観戦

アケノ
サーキット
オーナー
林 敏行さん

元レーシングカート全道選手権チャンピオン。現在は牧場関係の会社を経営しながら、カートサーキットを運営し、モータースポーツの発展を支えています。山田実行委員長とは、稲盛和夫氏の主宰する若手経営者の勉強会「盛和塾」でともに学ぶ仲間です。
今回のツアーでは、牧場体験、カートレース観戦、カート体験、バーベキュー、キャンプと、本当にお世話になりました。

2010年9月2日
林 敏行さんがお亡くなりになりました。お世話になった夢かけファミリーの皆、林さんのことを忘れないでください。林さん今度は天国から子どもたちを見守っていてくださいね♪
本当にありがとう...

最後の1泊はテントでの宿泊です。
朝食を終えて、今日の宿泊地アケノサーキットに移動。
早速テント設営を開始。

初めての作業に戸惑いながらも協力しながらテントを張る子供たち

慣れない手つきの子供たちを見かねて(?)、オーナーの林さんも応援に来てくださいました!

テントが張り終わった頃、ちょうどカートレースの決勝が始まりました!
実はこの日、「夢かけ3期生」の中の3名が、レースの手伝いをしていました。

目の前に色鮮やかなカートとレーサーが登場

想像以上のカートの速さにびっくり!

サーキットのスタッフから講習を受ける3人

いよいよ本番・・・うまく旗を振れるかな?

みんなが何より楽しみにしていたカート体験がスタート!林さんから説明を受けた後、いよいよ出走。ルールや順番を守って、走りましょう!
顔つきがガラッと変わり思いっきりスピードを出す子や、ハンドルをしっかと握り締め安全運転でいく子・・・走り方には個性が表れます。

負けないぞ~!

旗振りや誘導ももちろん自分たちでやります。

川遊び バーベキューパーティー

ここからは"本田隊長"による「課外授業」。
"日本一の清流"とも言われる帯広の札内川で川遊び。実際に自然に触れることで子供たちはいろんなことを感じてくれた様子。

本田隊長からの指令は
【バーベキュー用に焚き木を一人10本集めてくること!】

こんなに集まったよ~

水切り(石飛ばし)や魚とりなど思い思いに過ごす子供たち。本田隊長と一緒に北海道の自然を満喫。

大切な自然をみんなで守っていこう!

この日の夕食はバーベキューパーティ。本田隊長が見守るなか、川で集めたたきぎを使って火起こしに挑戦。皆で協力して、ちゃんと焼けましたよ!

北海道の特産物、とうもろこしやジャガイモの美味しさに思わずほっぺが落ちそう・・・

原口君が飛び入りでトランペットを演奏!カッコイイ~!

キャンプといえば、やっぱり花火

林さん
「どんな辛いときも仲間がいることを忘れないで下さい」

本田ご夫妻
「いろんなことにチャレンジして、困ったことがあればいつでも相談に乗ります」

じゃんけん大会でトヨタさんから頂いた貴重なシャツやF1模型(1/18)、昭和シェルさんのミニカーなど好きなものからゲット!

林さん、本田さん、
素敵なメッセージを
ありがとうございました!

7月30日(月)4日目

パークゴルフ、昼食

3泊4日のツアーも今日で最後。今日は幕別町が発祥のスポーツ「パークゴルフ」を体験しにやってきました。 「パークゴルフ」はお年寄りから子供まで誰でも気軽に楽しめるスポーツです。一見簡単そうですが、意外と球に当たらず、最初は皆空振りの連続。でも慣れて きたらスーパーショットも飛び出したり・・・

幕別パークゴルフ協会の皆さんにパークゴルフを教えて頂きました。ありがとうございました!

狙いを定めて・・・・ナイスショット!

爽やかな汗を流しました!

みんなの帰りを待っている人たちのために、お土産を買ったら、レストランへ。 昼食を待つ間、最後の日記を書きます。「北海道カート&自然体験ツアー」もこれで終わり・・
あっという間の4日間でしたね。

「夢のかけ橋プロジェクト3期生」また会いましょう!

昼食後、この日体調を崩して合流できなかった山田実行委員長のメッセージが、 梅川副実行委員長から伝えられました。この4日間を過ごしたことで、「あなたたちは大切な"夢かけファミリー"の一員です」という メッセージは、実感となって一人一人の心に届いた様子・・・ このツアーでの体験、様々な出会いを糧にあとに続くメンバーたちのためにも、 頑張って素敵な夢を実現させて下さいね!いつも応援しています!

主催・共催・協力

主催
夢のかけ橋プロジェクト実行委員会

共催
ワイワイカンパニー(株) / (株)ワイツー

Special Thanks
本田 亮様、正恵様
アメリカンフォダー(株) 林 敏行様 / スタッフの皆さま

プレゼント協力


甘栗 20袋
甘栗8袋入り 20パック

(株)岡三食品 様

フェラーリ模型 12個
昭和シェル石油(株) 様

ポロシャツ、Tシャツなど 計10枚
F1模型 10個

トヨタ自動車(株) 様

キッズ用Tシャツ 30枚
キャップ 30個

ブリヂストンFVS(株) 様

エコバッグ 35枚
メモ帳 11個

北海道文化放送 様

夢のかけ橋プロジェクトTシャツ 30枚
夢のかけ橋プロジェクト袋 30枚
夢のかけ橋プロジェクトシール 大小計60枚

(株)ワイツー 様 / ワイワイカンパニー(株) 様

夢のかけ橋おじさん


大峰堂薬品工業(株)
辻 将央 様
(2007年/2008年)
(株)ケアサービス
福原 敏雄 様
(株)チタコーポレーション
三好 修 様
(株)タナット
山岸 暢 様

参加者からの手紙

自分の夢について考えました。僕は将来、環境に優しく、人にやさしいロボットをつくりたいです。
そのために色々な事に興味を持ち、勉強を頑張りたい。絶対に叶えたいと思いました。
(鹿児島県 中1:男)

僕はトランペットを感謝の気持ちを込めて、みんなの前で披露した。
「楽しい思い出をありがとう。話しかけてくれてありがとう。
こんな僕でも見捨てずに、きちんと接してくれてありがとう。本当に感謝している。」
この気持ちがみんなに届いたのか、最後には大きな拍手を送ってくれた。
その音は、目を閉じれば今でもかすかに聞こえてくる。
(鹿児島県 中2:男)

一番びっくりしたのは、カートは大きくないのに、すごく音が大きかったです。
そして将来の夢はF1をつくったり、直したりする仕事についたりして、F1のことを良く知りたいです。
(北海道 小4:男)

3泊4日という長いようで短いツアーでしたが、とても充実したものにできたと思います。
ツアーを企画してくださった山田百合子実行委員長、スタッフの皆さんありがとうございました。
(鹿児島県 中3:男)

今回の10人のメンバーがそれぞれ目標に向かって走っていれば互いを思い出す機会も確実に増えていくと思います。
自分も良い近況報告ができるように頑張らなければならないと思っています。
(鹿児島県 高3:男)

僕は、夢を持ちたいと心で決めました。「人を喜ばせる仕事につきたい」と思いました。
人を喜ばせる仕事につければ笑顔を見れるからです。
笑顔を見れる、笑顔をプレゼントできる仕事をやってみたいと思いました。
(鹿児島県 中2:男)

このツアーで自然に触れて、本田さんの話を聞いて、カート体験をして、クルマやアウトドア、環境問題に
より一層興味を持つようになって、将来クルマの設計や開発をしたいという気持ちがもっと強くなりました。
(埼玉県 中2:男)

今回の体験ツアーは、私の小さな夢や目標を一つずつ達成していけました。
ツアーに行く前の自分と帰ってきた自分を比べてみたら、明らかに全体的に成長していると思いました。
(兵庫県 高2:女)

この3日間で色々な夢を見つけた。酪農の人や車の点検も、たいへんで大事な仕事だとわかった。
でも私は、通訳になりたい。
(北海道 小5:女)

いろいろな県から来た同じ年代の人と友達になれて本当に良かった。
「夢をあきらめなければ必ず叶う」という言葉で自分の夢に自信が持てた。
(千葉県 中3:男)